平成29年12月16㈯ 県民ふれあい会館にて、「グリーフサポート暖環(だんわ)の会」を開催いたしました。(主催:㈱メモワールイナバ、共催:合同会社ライフケアーズ)「暖環の会」は遺族サポートのひとつとして毎月第3土曜日に開催しております。
今回は、今年最後の開催ということもあり、いつものお顔に合わせ初めて参加して下さる方も多くお越し下さいました。様々な心情や経験をみんなで分かち合い想いを馳せ、共感も、笑顔も、涙もありました。言葉にできない気持ちに寄り添い、誠実に受け止めるからこその沈黙もありました。分かち合いの時間のあとはお楽しみのミニアレンジフラワー。クリスマスシーズンに因みツリータイプのアレンジに挑戦しました。いつもより難易度が高いと思いきや、珍しいアレンジに皆さんが黙々と作り上げていく姿が印象的でした。初めて参加して下さった方々も最後の品評会では和気あいあいと和み、温かな笑顔のなかで終えさせて頂きました。
2月からスタートした「暖環の会」。参加して下さる皆様に支えられている事を改めて実感いたします。私達にはそれぞれの「悲嘆」や深い悲しみを解決することは出来ません。私たちに出来る事は、気兼ねなくお出かけ頂ける「暖環の会」を開催すること。これからも、安心してお話頂ける空間作りを大切にしていきます。

グリーフという言葉は、大きな喪失に伴う反応「悲嘆」を表す言葉で、大切な家族や親しい方を亡くした後の、複雑な情緒的状態を呼ぶ言葉として用いています。多様化する現在社会において、悲嘆を「癒す場所」が減少していると考えられています。そのような中、亡き方への様々な想いを抱えたご遺族の皆様が、孤独や孤立感を感じることなく、誰にも気兼ねなくお話しする・・・他の方のお話に耳を傾ける・・・そんなあたたかい繋がりや場所があれば・・・その想いが「暖環の会」を始めるキッカケとなりました。
この「グリーフサポート暖環の会」では、価値観の押しつけやアドバイス、無理な聞き出しなどは致しません。おいしいお菓子とお茶を用意しお待ちしております。次回は、1月20日(土)午前10時~正午まで県民ふれあい会館で行います。お申込み不要、参加費無料です。

本日は、お越しいただき誠にありがとうございました。