平成30年4月21㈯ 県民ふれあい会館にて、「グリーフサポート暖環(だんわ)の会」を開催いたしました。(主催:㈱メモワールイナバ、共催:合同会社ライフケアーズ)「暖環の会」は遺族サポートのひとつとして毎月第3土曜日に開催しております。
本日も、お話とミニアレンジフラワーの時間で過ごさせて頂きました。ミニアレンジフラワーの時間は、五月の節句にちなんだアレンジに挑戦しました。それぞれの心情で語り交わされるお話の時間では、心情的に似ている方や同じようなご経験をされた方など、分科会的に分かれたカタチとなりました。新たに加わって下さる方にも安心してお越し頂ける雰囲気の中ゆっくりと時間が流れて行きました。
 暖環の会の特徴は、その日お集まりの方に合せたカタチを大切にして、対話の時間に決まりを設けないという点です。悲嘆とは決して比べるものではありません。私たちが目指すのは皆様が安心して過ごして頂ける雰囲気を毎回カタチを変えながら作り続けること。そして何よりも有り難いのはご参加くださる皆様が、スタッフ以上に『思いやり』のお気持を表してくださることです。これからも、皆様といっしょに暖環の会を創造して行きます。

グリーフという言葉は、大きな喪失に伴う反応「悲嘆」を表す言葉で、大切な家族や親しい方を亡くした後の、複雑な情緒的状態を呼ぶ言葉として用いています。多様化する現代社会において、悲嘆を「癒す場所」が減少していると考えられています。そのような中、亡き方への様々な想いを抱えたご遺族の皆様が、孤独や孤立感を感じることなく、誰にも気兼ねなくお話しする・・・他の方のお話に耳を傾ける・・・そんなあたたかい繋がりや場所があれば・・・その想いが「暖環の会」を始めるキッカケとなりました。
この「グリーフサポート暖環の会」では、価値観の押しつけやアドバイス、無理な聞き出しなどは致しません。おいしいお菓子とお茶を用意してお待ちしております。次回は、5月19日(土)午前10時~正午まで県民ふれあい会館で行います。お申込み不要、参加費無料です。
どうぞお気軽にお越しください。