8月15日(水)千代橋東詰めの千代川河川敷に於いて 鳥取市仏教会主催・盂蘭盆会精霊送り「ともし火の祭典」 が開催されました。 この行事は以前はお焚きあげの「仏送り」として 長年行われてきたものですが、環境への配慮により近年では 万灯による「ともしびの祭典」として行われているものです。

この万灯は障害者福祉施設の方々によって組み立てられており、 売り上げの一部がその施設に寄付されるものとなっております。

メモワールイナバではこの行事を長らく 全面協力させて頂いており、 万灯の手配は勿論のこと数日前から会場準備、 当日も万灯のお世話や後片づけまで多くのスタッフを動員して 地域の方々のお盆のご供養のお手伝いをさせて頂いております。

一昨年より可燃のお供え物を持ち込み出来るようになり 供養品を持たれた大勢の方がお参りに来られました。

女性スタッフは例年、ご寺院様によるご法要の前後に お盆の精霊を慰めお送りする 「盆踊り」を踊らせて頂いております。 盆踊りの曲目は天徳寺元方丈様作詞による「盂蘭盆会御和讃」 鳥取藩池田公を讃える歌「光る道」 楽しんで踊れる「ロックきなんせ節」 誰でも気軽に踊れる定番の「平成鳥取音頭」の4曲です。 心を込めて踊りました。

会場には受付2時間前にもかかわらず次々とお参りの方々が訪れて ご寺院様に供養のお札を書いて頂いたり 祭壇に手を合わせお線香をあげたり 万灯を買い求め供養のおくり火を供えるなどして 思い思いにお盆の夕べを過ごしてゆかれました。

6時からのご法要のころには多くの方がお参りされ、 読経の流れる中お線香をあげ合掌を捧げる姿に 日本古来からのすばらしい文化である ご先祖供養の心が感じられました。 会場は厳粛ななかにも温かな雰囲気が溢れていました。

日が暮れてくると万灯のともし火が美しく光を放ち幻想的でした。 「心」の文字に並べられていることで 天へと昇って行かれるご先祖の御霊に 供養の心が届くような気がいたしました。 夜空に大輪の花火が打ち上げられる中 最終のご法要が勤められ今年の精霊送りも無事に終えられました。